九州電力、今期赤字1700億円目処 原発停止で燃料費が重石に

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九州電力は13日、2012年3月期の決算見通しを発表。連結最終損益が1700億円程度の赤字見通しであることを明らかにした(前期は287億円の黒字)。
以下、九州電力IRより抜粋
 平成24年3月期通期の業績予想について、年度末までの需給動向等の見通しを踏まえ予想値を算出しましたので、公表いたします。

 売上高は、電気事業において、販売電力量の減少はありますが、燃料費調整の影響による料金単価の上昇などにより前期を上回る見通しです。経常損益及び当期純損益は、電気事業において、原子力発電所の運転再開延期の影響や燃料価格の上昇などによる火力燃料費や購入電力料の増加などにより悪化し、損失となる見通しです。
売上高は前期を上回るものの、保有する原発6基の停止による燃料価格の上昇、並びに原油高が重石となり経費がかさんでの赤字転落の見通しとなった。

連結最終損益の赤字は、連結業績の開示を始めた1995年3月期以来初めてとなる。