【動画】厨二病業界の新星 フィギュア男子・町田樹の”町田語録”がヤバイ

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ジョニ子ことジョニー・ウィアー選手(アメリカ)の引退後、いま変態スケーターマニアの間で最も注目を集める男・町田樹23歳。

今シーズンのグランプリシリーズを2勝した演技の素晴らしさはさることながら、そのナルシスティックで哲学的でウィットに富んだインタビュー芸で着実にファンを集めています。

私は昨年福岡で行われたグランプリファイナルで「この子、様子がおかしい・・・」と思い、それから過去動画を掘って一気に魅了されました。いや、ほんとにこの人を好きにならない理由が分からないですマジで。

今日未明行われたソチ五輪・フィギュア男子ショートプログラムでは11位と奮わなかったもののまだまだ表彰台圏内の僅差。そして試合後のインタビューでは不敵な笑みを浮かべつつ力強いカメラ目線で「明日(みなさんに)逆バレンタインデーできるように頑張ります」と決意を表明。その結果とは裏腹に夜更かし組の町田マニア歓喜のインタビューとなりました。


☆☆☆町田語録☆☆☆
「高校2年の時にメキシコのピラミッドの頂上でアルミのようなものに触れたら四回転が完成した」

「今季のSPは『THE 町田樹』と言える自信作だ」

「活字を追い、紙のページをめくるという作業は、一種の精神安定剤のようなもの」

「鳥取は、世界中で唯一気持ちを解放できる場所なんです」

「世界中のオーディエンスに、僕のプロダクトを披露したい」

「オフコース、メダル」

「最初は五輪という舞台にのまれていたが、徐々に五輪を僕のコントロール下に置けるようになってきた」

「エタノールを燃やしたときに透明な炎が出るんですけど、そういう見えない炎を内に秘めて虎視眈々と狙う」

「ビッグバンですよ。ボクの“火の鳥”は宇宙まで飛ぶ」

「ストラビンスキーの崇高な火の鳥が掛かった瞬間、僕の精神は落ち着いて、火の鳥と融合した」

「これまでの「『火の鳥そのもの』から、『僕の裸体に火の鳥の精神を絡みつけて具現化した」

「timshelという言葉が僕の大きなテーマ。」

「日本語でよく訳されるのは『汝、治ることを能う』って読むんですけどこのtimshelという言葉に凄くインスパイアされたので大きなテーマとして掲げたい」

「『エデンの東』=(俳優の)ジェームス・ディーンという金科玉条を振り払いたい。

僕のエデンとして解釈してほしい。小説の舞台のサリナスに吹く風や、雄大な自然をリンクの上に描きたい」

「アルゴリズムから得られた情報を元に、ヒューリスティックでいいコンディションをつくれた。スランプになるとその手法の繰り返し」

「五輪は未知なるフロンティア」

「蒼穹の舞台でこのプログラムへの愛を皆様に届けたい 」

「五輪では、せっかく火の鳥を2回踊ることができる。だから、1回目の火の鳥は『再臨編』。2回目は『大飛翔(ひしょう)編』です」
町田選手の恐ろしいところは、これらの発言が”押尾学語録”のような捏造ではないこと。

例えば有名な「ピラミッドの頂上でアルミのようなもの」はこちらの記事で確認できますし、「鳥取は~」はこちらの記事、それからこのインタビューを読んでいただくと町田選手のノリがお分かりいただけると思います。

また、今シーズン大躍進に至った技術的な理由は下の動画を見ていただくとして、”語録”が増えていくに連れて成績が上がっているということからも、あえて香ばしい発言をすることで自分を追い込み奮い立たせているのではないかと予想されます。





このように自身の勝利への道筋を描きやるべきタスクを理解した上で地道な練習に取り組みつつ、一連の”語録”の裏には確かなインテリジェンスも感じる。最初は「で、出たーwメキシコのピラミッドの頂上でアルミ奴~wwwwwww」という印象で興味を引き、気づけばいつの間にか目が離せなくなるのが町田選手の特徴でしょうか。

町田選手はいわゆるゆとり世代。一時期インターネット上では”大人”によるゆとり批判が熾烈を極めたこともありましたが、実力があって(町田選手は世界歴代5位の得点保持者)ユニークなパーソナリティを兼ね備えた才能が生まれるこの世代、私は大好きですよ。

今日のフリープログラムでは『火の鳥・大飛翔篇』、期待したいですね。福岡chは町田樹選手を応援しています!