北九州市、23日(水)から震災がれきの試験焼却を開始

17日0時現在、市のHPに試験焼却に関する記述はなし。
西日本新聞ウェブサイトによると、北九州市は16日、宮城県石巻市の震災がれきの試験焼却を5月23日(水)~25日(金)の3日間にかけて行うことを発表したと報じています。
23日からがれき試験焼却 北九州市
宮城県石巻市の震災がれき受け入れを検討している北九州市は16日、受け入れ判断の参考データを得るための試験焼却を23~25日に実施すると発表した。22日に石巻市から木くずなど約80トンを搬入、市内2カ所の焼却工場で燃やす。北橋健治市長は会見で「理論だけでは市民の安心は得られない。ようやく(理論を検証できる)準備、環境が整った」と話した。

震災がれきの焼却は西日本で初めて。市は試験の各工程で測定した放射性物質濃度などを5月末開催予定の有識者検討会に示したうえで、6月にも受け入れるかどうかを判断する。

市によると、石巻市のがれき仮置き場で破砕や選別、袋への詰め込みなどが行われ、搬出準備が18日に完了する。がれきを載せたトラック22台は19日に出発、22日に北九州市に到着する。23~24日に日明(ひあがり)工場(小倉北区)で約32トン、24~25日に新門司工場(門司区)で約48トンをともに約24時間かけて燃やし、灰は日明工場隣の不燃物保管施設に一時入れる。

市は受け入れるがれきの放射性物質濃度を1キロ当たり100ベクレル以下とするなど基準を設定。試験焼却後の測定で安全性が確認できれば、若松区の響灘西地区廃棄物処分場に灰を埋める。

北橋市長は「石巻市ではがれき周辺の大気中の放射線量は北九州よりも低く、震災廃棄物の放射性物質濃度は不検出か基準値以下と推定されている」と安全性を強調した。

=2012/05/16 西日本新聞=
ソース http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/302493
なお、17日0時現在、北九州市HPにはこの件に関する記述は見当たりません。