【福岡変化球グルメ①】軟骨インのお子ちゃまつくねが美味! 資さんうどん『つくねうどん(450円)』

つくねうどん(450円)
福岡のあたりまえの店のちょっと変化球メニューを紹介しようという新企画。タイトルはまだ未定!

第1回目は資さんうどんの『つくねうどん』(450円)の巻。
本題に入る前に県外からこのサイトを見ていただいているそこのあなた!福岡でうどんを食べたことありますか?福岡のうどん、地元民にとって実は豚骨ラーメン以上にソウルフードだったりします。

そのことは家族連れでドライブ帰りに何か食べるという局面が訪れた場合、多くの家族がラーメン屋よりもうどん屋をチョイスすることからも伺えます。また、いいともでタモさんが「あのコシの無いのが旨いんだよ」と言ってるのを聞いたことありませんか?そうです、福岡のうどんは讃岐と比べて断然コシが無く、讃岐が麺そのものの旨さに重きがあるのに対して、福岡ではフニャっとした麺とスメ(スープのこと)の一体感を味わうまさに別ジャンルの食べ物といった趣です。

福岡に来てラーメンばかり食べている方、「一度でいいからうどんば食べちゃってん」とお伝えしておきます。福岡の新たな魅力が発見されるかもです。

さて、今回ご紹介差し上げる資(すけ)さんうどんといえば北九州を中心に店舗を展開しており、「北九=資さんうどん、福岡=牧のうどん、筑後=立花うどん」(ウエストは県内どこでも)の3店で福岡うどんチェーントライアングルを形成しておったわけです。

3店の違いで特徴的なのがサイドで頼むご飯もの。「資=巻寿司、牧=かしわごはん、立花=まぜめし」とそれぞれ流儀があるわけです。また、同じ福岡県民でも「資さん以外行ったことないちゃ」「牧のうどんしか知らんバイ」「うどんと言えば立花やんかやん」といった具合にエリア限定の知名度だったりします。奥深き福岡うどんの世界・・・。

この3店、古くからその土地のソウルフードとして親しまれ、まるで不可侵条約でもあるかのごとくエリア外に店舗展開することは無かったのですがその均衡が崩れたのが昨年。資うどんが粕屋に店舗をオープンさせたわけです。

これにより牧のうどんの北九州報復出店くるか!?と色めき立ったわけですが何事も無く現在に至り、また、資さんうどんの味は福岡広域圏の人々にも受け入れられ大繁盛。現在では粕屋や橋本、大宰府などこのエリアで1年に5店舗もオープンしました。

軟骨入りで歯ごたえ抜群のつくね。
ちょっと甘めのお子ちゃま味がウマシ。
資さんの一番人気って何でしょうね?個人的には資さんといえば『かしわうどん』のイメージがありますが、あるいは『ゴボ天』かな?いずれにせよ『つくねうどん』が一番人気でないことは確実でしょう。

さて、前置き長くなりましたが資さんうどんの変化球メニュー『つくねうどん』。これがなかなかウマイ。つくねは軟骨入りの本格派で、セブンイレブンのつくねが好きな人には超オススメ。セブンのつくねから炭火焼き風味を除いたものといえば分かりやすいでしょうか?

味付けはやや甘めのおこちゃま味。味は良く沁みこんでます。これが程好く柔らかいペナペナな麺(讃岐基準で)とマッチしてすこぶるウマイ。入れ放題のおぼろ昆布と天かすをどっさり乗せて召し上がれ!

「セブンのつくね」だ「おこちゃま」だ「ペナペナ」だとボロクソ言ってるように見えますが、総合すると美味しいんですこれが(笑)。B級グルメとはつまりそういうことだと思うんですよね。決して高尚な食べ物じゃないけど旨い。そういうもんです。

今日のランチにでも是非一度ご賞味あれ!