【ホークス戦評】4/12対Bs1回戦△2-2 開幕戦は延長12回引き分け

ソフトバンクは京セラドーム行われたオリックスとの開幕戦で延長12回の末引き分けに終わった。

オリックス木佐貫、ソフトバンク和田の両先発で始まったこの試合、1回表1アウトから2番本多のヒットと塁で作ったチャンスを3番内川がレフトオーバーの2塁打できっちりとものにし幸先よく先制点を奪う。その後は4回ノーアウト満塁であと一本が出ないなど再三ランナーを出しながらも決めきれない状態が続いていたが、7回先頭の多村が2塁打を放ち、その後2アウトから細川のレフトオーバーのタイムリー3塁打で待望の追加点を挙げ2-0とした。
ソフトバンク先発の和田は7回までオリックス打線をヒット2本無失点に抑える好投を見せていたが、8回先頭のバルディリスにソロホームランを浴び1点差に迫られ、さらに勝利目前の9回1アウトから後藤にまさかの同点ソロを打たれてしまう。後続はきっちりと抑え結局9回133球2失点でマウンドを降りた。
試合は延長戦へともつれ込んだが、両先発の後を継いだソフトバンク森福とオリックス平野が10回11回と抜群のピッチングを見せ、12回表もオリックス岸田が危なげないピッチングを見せた。12回裏オリックスの最後の攻撃、ソフトバンクは中継ぎエースのファルケンボーグを投入するも先頭のT-岡田に左中間フェンス直撃の2塁打を打たれ続くバッターの送りバントで1アウト3塁と絶体絶命のピンチを招くが、落ち着いて後続を打ちとり試合終了となった。

ソフトバンクは攻撃面では内川、細川がタイムリーを放つなど新加入選手の活躍があったが、ノーアウト満塁の場面で無得点に終わるなど絶好のチャンスでの弱さは今年も健在で、さらには小久保が右手に死球を受け途中交代するなど若干の不安を残す内容となった。
投手陣では、和田は一発病は出たもの安定感のあるピッチング内容で、特に中継ぎで2イニングを抑えた森福のピッチングは抜群だった。

今日の開幕戦を見た限り、昨年までだったら最低でも外野フェンスには当たっていたであろう打球がちょと深めの外野フライだったり3時間30分を越えて新たに延長イニングに入らないなど、今年のプロ野球の戦い方がどのようなものになるのか、先が読めない分非常に楽しみである。