【福岡変化球グルメ④】4つの味の変化が楽しめる丸幸ラーメンセンター『焼きめし(530円)』

こちらは「ラーメン」(400円)
久しぶりの「変化球グルメ」コーナー(1年ぶり)。4回目のご紹介は「福岡」でも無ければ「変化球」でもない(苦笑)、佐賀県は基山町にあります丸幸ラーメンセンターの焼きめし!!

断言する。ラーメンの味は「落ちた」。
丸幸ラーメンセンターは国道3号線沿いに位置し、24時間営業で巨大駐車場完備ということで古くからトラックドライバーを中心に支持されてきた名店。

かつて久留米の文化街にあった「幸陽軒」が母体らしく、久留米ラーメンの系譜をしっかりと受け継ぐ濃厚フルボディな豚骨スープと、(博多と比して)太めのストレート麺が絡み合う「ラーメン」は絶品!
スープを飲み干すと隠しメッセージが(笑)

・・・だったのですが、いつからか味落ちちゃいましたね。

それまであっさり目な博多ラーメンしか知らなかった私が20年以上前に初めて食べたときはそれはそれは衝撃的な旨さだったのですが、いまの基山町役場の近くに支店ができたあたりでしょうか。よく空港なんかで売ってる「おみやげラーメン」みたいなレディメイドな味になってました。

ホームページを見てみるとラーメンの通販や全国のデパートでの催事に力を入れているようで、「おみやげラーメンの味になった」ってのは当たらずも遠からずかな、なんて思います。

それでもいまだ400円で食べられるんですから、「ファミリー向けラーメンレストラン」という括りでは充分過ぎるクオリティですが。

薄味の焼きめしは4つの食べ方が
丸幸の「焼きめし」(530円)
具材はカマボコ・青ネギ・玉ねぎ・そぼろっぽい謎肉
すべてミジン切りが久留米焼きめしのマナー
最近では久留米のラーメン店で出てくる焼きめしを「久留米焼きめし」と定義し注目を集めていますが、「久留米焼きめし」ほんと美味しいですよね。ひろせ食堂とか清陽軒とか、どこで食べても大体美味しい。

グルメウォーカーの記事によると久留米焼きめしの特徴として
  • ラーメン一緒に食べることを想定したもの
  • 仕上げにチャーシューやラーメンの元ダレを使う
  • 具材は全部みじん切り
  • 久留米焼きめしは中華レンゲでなく銀のスプーンで食べるのが主流
とまとめられています。これに加え全体的に薄味でカマボコと玉ねぎの甘みが際立っているところが特徴でしょうか。

丸幸の焼きめしも、しっかりとこの「久留米焼きめし」マナーに則ったもので薄味でほんのり甘みがあり具材はすべて微塵切り。

そして焼きめしが運ばれて来る時に必ず「ソース使いますか?」と聞かれます。ここはひとつソースをいただいておきましょう。

付いてくるのはやはりレンゲではなく銀のスプーン。このスプーンを使って4つの味の変化を楽しみましょう。
  1. まずは何も付けずにそのまま
  2. 次にほんのちょっとソースを垂らして一口
  3. スプーンにたっぷりハリハリ漬けを乗せて一緒に
  4. スプーンに乗せたチャーハンを豚骨スープに浸してスープチャーハン風に
チャーハンが基本薄味なので、ソースやお漬物、ラーメンスープとの親和性がバツグン。いろんな物をまぜることではじめて料理として完成する一品といっていいでしょう。是非お試しください。

それから丸幸は卵でとじた(!)中華丼(630円)もオススメ。具だくさんのアツアツで口の中はヤケド必至。こちらも是非一度ご賞味あれ!

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