九国大付 延長12回の死闘の末無念の1回戦敗退

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チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
九州国際大付0 0 0 10 0 00 100025
関西0 00 10 0 0 10 001x3
エース・三好、166球の熱投実らず。

九国大付は4回、押し出しの四球で先制するとその裏、関西高校の4番渡辺が甘く入った外角のスライダーをスタンドイン。すぐさま同点に追いつく。



九国大付は序盤守備の乱れが目立ち5回までに3失策。これが影響してか攻撃にリズムが出ず持ち前の重量打線はなりを潜めたまま。すると8回裏、またしても関西高校4番渡辺が今度は外角高めのストレートを捌いてライト線にタイムリーを放ち勝ち越し。

後がなくなった九国大付の9回表の攻撃、エースで3番の三好がノーアウトで出塁すると5番龍が初球を叩きタイムリー。土壇場で同点に追いついた。

その後延長に入り三好、水原の投げ合いが続き迎えた12回裏、三好は先頭・小倉に四球を与えると、続く2番妹島がきっちり3塁線に転がし1アウト2塁のピンチ。ここで三好は交代機を伺っていた若生監督に「代わるか」と聞かれると「はい」と答え、166球で降板した。試合後の若生監督「三好は力尽きていた」。

打たれれば敗退の緊迫した局面、代わった2年生ピッチャー大江にはあまりにも重圧が重すぎたかコントロールがまとまらない。3番佐藤に四球を与え1アウト1,3塁とすると、またしても4番渡辺に外角球を捉えられゲームセット。九国大付ナインはまさに精魂尽き果てた上での敗退だった。九国大付ナイン感動をありがとう!

勝利投手  水原

敗戦投手  大江

バッテリー
(九国大付)三好、大江‐高城
(関西)水原‐関貴

本塁打
(関西)渡辺(4回裏ソロ)