久留米『丸星ラーメン』に関するネット上の『ある噂』を確かめてきた

同じ福岡県民でも住んでる地域間で互いに知らないことがある。そんな県民間の情報共有を促進する『県民間ナレッジマネジメント』シリーズ。

今回は久留米の老舗ラーメン店『丸星ラーメン』にスポットを当ててみました。

『福岡ch(仮)』開設以来初の取材企画！記念すべき第1回目は久留米のレジェンドラーメン店・丸星ラーメンにまつわるインターネット上の『ある噂』の真相を確かめるべく突撃してきたゾ。

丸星ラーメンは創業1958年の老舗で、国道3号線沿いに位置しており24時間営業・広い駐車スペース完備ということもありトラックドライバーを中心に古くから愛されてきた『久留米ラーメン』を代表する店のひとつだ。

また店自体も建築物として何かとパンチが効いており数々の見逃せないポイントがあることでも知られている。店内はアスファルトの床にテーブルが配置され、図らずも屋内にしてバンコクあたりの屋台っぽさを演出し雑多な雰囲気が非常に楽しげである。

また、店内を彩る装飾は警察犬に特化しており、ドーベルマンの写真や警察犬に関する新聞記事、はたまた『俺の警察犬(とも)』『警察犬(おれ)は臭いの捜査官』(両曲とも店内でお買い求めいただけます)といったドーベルマン演歌の名曲の数々が歌詞ボードとして大きくディスプレイされている。そして店内を仕切るカウンターには雑多にバナナ1房やスイカが売り物として配置されるなど、どこかアジアと高度経済成長期・ニッポンをミックスさせたなんともオイルショック！な異空間となっているので見逃せない。

▲もはや文化遺産級。パンチの効きまくった店舗。

肝心の味の方はと言うと、記者も何度か訪れたことがあるのだがその都度味が違うといった印象だ。正確に言うとベースとなる味は一緒なのだが日によってしょっぱかったり油分が多めだったりスープが薄めだったり麺が軟かったりと非常に安定しないのである。グルメサイトのレビューを見てもこの店に対する評価は賛否両論で、これは恐らくレビュワーが当たりの日に行ったかハズレの日に行ったかで評価が変わるためだと思われる。

そんな丸星ラーメンにまつわるインターネット上の噂とはこういったものである。

「定休日明け午前中の丸星で究極の一杯が味わえる！」

たしかにこれまでも「もう少し塩分控えめだったら美味しいんだろう」とか「油分控えてくれたらすごく美味しいのに」とか、丸星ラーメンのポテンシャルはひしひしと感じていた。丸星ラーメンの定休日を調べると第2・第4木曜日。ということで4週目の金曜日の早朝、「最高の状態の丸星ラーメンを一度食べてみたい」という一心で3号線を南へと車を走らせた。