「福岡市カワイイ区」の事業費1,000万円は高い?安い?

AKB篠田麻里子さんが福岡市にアイデアを持ちかけたことで始まったバーチャル行政区・福岡市カワイイ区事業。開区初日で住民登録が15,000人を突破するなど出だしは好調でしたが、先週土曜日から始まった市役所窓口での特別住民票の発行に関しては発行枚数も500枚程度と、当初のインパクトに比べてイマイチ伸び悩んでいる模様。

特別住民票
そんな中、『HUNTER』に掲載された下記の記事を発端にインターネット上ではカワイイ区についての議論が交わされています。

AKB48の尻馬に乗ったタレント市長の愚行-福岡市「カワイイ区」の問題点-(HUNTER)

論点となっているのは「篠田氏側の指示で「電通」と約1,000万円の随意契約」の部分。篠田さん自身はこの仕事に関してはノーギャラで請けているものの、お金の流れについて不可解な点が見られます。
福岡市の担当者と篠田さんのマネージャーとのやりとりの中で、市側は多忙である篠田さんのスケジュール調整などの業務を広告代理店に委託したい旨を篠田さんサイドに投げかけたところ、篠田さんのマネージャーは「東京の電通でお願いしたい」という回答をしています。

このことが発端となり、福岡市は不可解なことに当初依頼のスケジュール調整業務のみならず、サイトの構築・運営、ロゴ制作や記者発表会の運営に至るまで、カワイイ区事業立ち上げのほとんどを987万円で電通と随意契約しました。また、随意契約の理由を「篠田麻里子事務所(サムデイ)からの指定」としており、987万円という金額も電通の見積書と同額、つまり言い値での契約を交わしています。

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このことに対しインターネット上では否定的な意見が多く見られます。

 「随意契約って言ったって代替可能な業者があれば相みつ取るのが普通だよ」
 「血税でやることじゃないわな それも電通の言い値とか 」
 「1日だけメディアに取り上げられるだけだろ」
 「カワイイ区って具体的に何やるんだよって話だよな」
 「プロモーションの結果1000万以上のメリットが福岡にあったのかい」
 「重盛さと美なんか福岡のお仕事なら交通費だけでいいと公言してるのに」
 「この前のアタック25でクイズになってたけど誰も答えられなかったな」

一方、肯定派は

 「1000万って宣伝費にすりゃ随分安い感じだけど」
 「1000万で8番組67媒体に福岡市がPR出来たと考えれば安くないか?」
 「バーチャル区民登録させて物や情報ながして収益得るってモデルは悪くない」

と、1,000万円という金額は宣伝費として格安と捉える向きや”カワイイ区”のアイデアそのものを賞賛する声が見られました。しかし否定派と肯定派で論点がイマイチ噛み合っていない感も否めません。

あなたはこの件についてどう思われますか?