ホークス関連のネットスラングを集めてみた特集

今シーズンからニコニコ生放送での試合中継も始まったホークス。いやぁ便利な時代になりましたね~。私も自宅の他、移動中なんかにもタブレットで中継見てますよ。

試合を見ながらリアルタイムで視聴者の反応が分かるのがニコ生の良いところですが、時折「スペった~!」とか意味が良くわからないコメントが飛び交っていませんか?その多くが2ちゃんねるの野球関連板で生まれたネットスラングだったりします。


そんな感じで今日の特集はこちらドスン!

『ホークス関連のネットスラングを集めてみた特集』!!

ニコ生でホークス戦を見ていて、2ちゃんねるの野球板・野球ch・なんでも実況J周辺に出入りしていない方でも分かるように、ちょっと難解目なスラングを集めてみました(例えばMAZDAとかは松田って分かりますものね)。

思いつく限り書いてみたので漏れがあるかと思いますが、その分はこのページに随時書き足していきたいと思います。読者の皆様、「これ入ってねーぞ!」というのがありましたらツイートや記事下のコメント欄(メールアドレスを求められますが捨てアドでOK)でご指摘いただけると幸いです。(リアル知り合いのホークス関係者は私まで直接連絡ください。)

今回参考にさせていただいたサイトはこの辺り。

たかせん@wiki
なんJ用語集wiki

それではどうぞ。
※ネット発信につき蔑称が目立ちますがご了承ください。
また、すでに引退した選手や他球団に移籍した選手についてもホークスの歴史を振り返る上で重要と判断し掲載しています。
松中信彦
●ボブ彦
元ヤクルトの最強助っ人、ボブ・ホーナーにあやかり、ノブ彦⇛ボブ彦と転じたものとする説や、オリンピックやWBCなどで現地の実況が「ノブヒコ」と発音できず「ボォブヒ~コォ」と言ったとする説などがある。

なお、外人実況説に関して実際は「ノォボヒィ~コォ~・マチュナァ~カァ~」が近い。
●真中中央
2008年、王監督最後の試合となった仙台で行われた楽天との最終戦。負けるとシーズン6位が確定するという絶対に負けられない試合での出来事。

0対0で迎えた延長12回表、1死1、2塁の一打勝ち越しのチャンスにファンの期待を背負い出てきたバッターは我らが松中信彦。

ピッチャー佐竹の投げるその初球、外角に構えるキャッチャーとは裏腹に逆玉となるド真ん中のストレート。この絶好球を見逃さなかった松中が痛打!

・・・したところボテボテのセカンドゴロゲッツー。この瞬間、王監督のラストゲームを勝利で飾ることができずシーズン最下位も決定した。そしてヤフーの一球速報には「真中中央」という文字だけが虚しく記された。

7年間の長期契約を境に不調にあえぐこととなった松中を象徴するワード。ちなみにこのシーズンの松中は144試合フル出場しており打率.290、ホームラン25本、打点92とそこまで悪くないのだが、最大45億円の7年契約と屈辱的なシーズン最下位のおかげでファンの心証はすこぶる悪かった。

●秋の風物詩・5億の置物・松なんとかさん
ここに詳細を書くのがためらわれるような松中信彦の蔑称群。上記の「真中中央」と同じくスランプ期に多く生まれた。

本人の不振時のみならず、チームが不振の時もその高額な年俸からファンの槍玉に挙げられるケースが多かった松中。『秋の風物詩』はホークスがポストシーズンで敗退する事象を表す言葉だが、その際にベンチでガックリとうなだれる松中信彦がテレビに大写しになることが多いことから「ベンチでうなだれる松中(西武球場で赤い夕陽を浴びながら)」こそが秋の風物詩であると捉える向きもある。
新垣渚
●ARAKAKI
ワイルドピッチする様を表す動名詞。

シーズン25暴投、1試合5暴投、1イニング3暴投という輝かしいプロ野球記録ホルダーである新垣渚を讃え、暴騰することそのものをARAKAKIと呼ぶようになった。なお半角ではなく全角で書くのが正しい。

馬原孝浩
●マハラジャ
馬原が炎上している様。

馬原炎上の際は必ずと言っていいほど「マハラジャwwwwwwwwwwwwww」というスレが立つ。
B・ファルケンボーグ
●ファル川ボー児
ファルケンボーグが炎上している様。阪神の藤川球児から。

ファルキー炎上の際は必ずと言っていいほど「ファル川ボー児wwwwwwwwwwwwww」というスレが立つが「マハラジャwwwwwwwwwwwwww」ほど頻度は高くない。
内川聖一
●チック
もともと「ぐうの音も出ないほどの聖人」を意味する『ぐう聖』と、その対義語として「ぐうの音も出ないほどの畜生」を意味する『ぐう畜』というネットスラングがあり、そこから内川聖一の『聖』を『蓄』に置き換えた『内川畜一』という蔑称が生まれた。それを巨人・小笠原道大の愛称および蔑称である『ガッツ/カッス』になぞらえて短縮したもの。

ホークスファンの我々にとって彼はもはや救世主的な存在であり、蔑称が生まれる背景を理解しがたい部分があるが、横浜からの移籍前後に球団を侮辱するような発言があったとされており、古巣横浜のファンを中心に彼のアンチが多数存在していることがこのような蔑称が生まれた理由として挙げられる。

ちなみに私はてっきり、ハロルド作石先生の野球漫画『ストッパー毒島』に出てくる京浜アスレチックスのマスコット『チックくん』が由来だと思っていました。
多村仁志
●スペランカー
横浜時代に生まれホークス移籍後も広く親しまれているあだ名。その怪我をしやすい体質を、足を踏み外すと即死でおなじみの鬼畜ゲー『スペランカー』の主人公になぞらえたもの。

転じて多村のことを『スペ様』と呼んだり、多村に限らず選手が怪我をして戦線離脱することを『スペる』と言ったりする。今でも多村が外野守備の際にフェンスに激突したりすると「スペったか?」とハラハラさせられる。

多村のスペランカー伝説についてはここに詳しい。
スペランカー伝説-アンサイクロペディア
細川亨
●キヨシ
西武時代、当時の監督・伊東勤が「おまえ氷川きよしに似てるな」と言ったことから付けられたあだ名。

それからはバッターボックスに立つときの出囃子も「きよしのズンドコ節」を採用しておりホークス移籍後も受け継がれている(現在は「僕の宝物」と併用)。

ちなみに細川と氷川きよし、マッタク似てないと思います。
斉藤和巳
●プブ
プロブロガー(Pro Blogger)の略。類義語に『プロリハビラー』。
●コラコラコラコラ~ッ!(`o´)
2009年シーズン後半、自身のブログにてファンに対してこのような書き出しで喝を入れたことから。
http://ameblo.jp/kazumi-saitoh/entry3-10355447505.html
コラコラコラコラ~ッ!
コメント読んでたら、弱気なコメントばっかりやなぁ(`ヘ´)
もう一度、シーズン前の目標を振り返ってみよう!
『日本一』やろ?
違うか(`o´)?(ものいいのモノマネちゃうで…。)
後にこの「コラコラコラコラ~ッ!」と「(`o´)」を組み合わせたアスキーアートが大量に作られ、ネット上では彼そのものを表すものとなった。
【例】
       ∧_∧ 
      ( `o´)    コラコラコラコラ~ッ!!! 
      ( ⊃┳⊃ 
     ε(_)ヘ⌒ヽフ 
     (   ( `o´) 
≡≡≡ ◎―◎⊃⊃ 

杉内俊哉
●ブルガリア 
杉内がチームメイトに言われていたとされるあだ名。

2004年、ロッテ戦において2回7失点でKOされた杉内は悔しさと興奮のあまり両拳でベンチを殴打。その際、当時の正捕手である城島が「利き手はやめろブルガリア!」と叫んだことが新聞で報じられ、それから杉内=ブルガリアと呼ばれるようになった。ちなみに杉内はこのとき両手を骨折し、長期戦線を離脱することとなる。

また、この報道で杉内がチーム内でブルガリアと呼ばれていることが明らかになったが、本当にそう呼ばれていたかについては疑問が残るところ。ブルガリアの由来については不明だが、一説ではヨーグルト好きが高じてそう呼ばれていたのではないかとされている。

●かけるタン 
杉内夫人にして元・とべとべホークスリポーターの上葉えりかのこと。

えりか夫人は素人時代、当時できたばかりの『まんだらけ福岡店』でコスプレ店員を勤めていたとされ、その時のコスプレネームが『かける』だったことが由来。

開店当初のまんだらけにはステージが常設されており、決まった時間にコスプレ店員によるアニソン歌謡ショーが行われていた。えりか夫人はコスプレ店員の中でもトップクラスの人気を誇っていたらしく、当時のファンが『とべとべホークスの上葉えりか=かけるタン』ということに気付いており、今に伝えられた。また、『桐かける』名義でハンター×ハンターの同人誌を発行していたとも言われる。
●糞糞
読みは「すぎうち」。

毎年契約更改の時期になると「結婚したからお祝いで」とか「俺は生涯ホークスだから」といったことを理由に年俸アップを要求したり、「携帯電話会社と同じですよ。新規加入の人には優しくて既存の人はそのまま」や「内川だって来年もあの成績を残さないと上がらない。税金も払えない。」とパンチの利いた球団批判コメントを(時には内川をダシに使いつつ)残し、一部好事家を歓喜させてきた杉内。

選手の蔑称として「糞マー」(田中将大)といった具合に「糞○○」と名付けるケースは多いが、杉内の場合、その人並み外れた銭闘力の高さが評価され、「糞糞」ともはや苗字の原型を留めないまでに変貌した。
和田毅
●TYPN
愛称である「つよポン」をアルファベット化したもの。ホークスファンの間では「ワッチ」という愛称が浸透しているが、ある特定属性の人間からはこう呼ばれている。その裏には日ハム・多田野数人との関係がある。

大学時代2人は全日本選抜においてチームメイトとなり、「右の多田野、左の和田」と称されるWエースだった。その全日本の合宿時、2人は同部屋だったと噂されており、合宿所での一夜に何かが・・・。

これ以上は割愛するが、その辺の事情は多田野が「TDN」と呼ばれる理由に詳しい。何故ならTDNあってのTYPNなのだから・・・。なお、和田は仲根かすみとの結婚により晴れてノンケが証明された。おめでとう!
大道典嘉
●マンハッタン
リョーユーパンのロングセラー・マンハッタンが好きとされていることから。

テレビ中継の際に「ベンチでマンハッタンを食べる大道が映った」ことが由来とされているが真偽は定かではない。もともと『大道の好物=菓子パン』だったものが、ファンによって福岡ローカル色の濃い商品であるマンハッタンに置き換えられ『マンハッタン好き』に転じたのではないかとも言われている。
城島健司
●ジョージ・マッケンジー
「ジョウジマ・ケンジ」を英語名風にしたもの。
●ジョニキ
阪神・金本知憲の愛称・蔑称『アニキ/ヤニキ』から城島アニキ、略してジョニキ。

阪神の選手を中心に男気溢れるゴリゴリ系の選手や人物に対して○○ニキと付けるケースは多い。例:マートン=マニキ。
フリオ・ズレータ
●「ゼッタイニ~、アリカメナ~イ」
伝説となったフリオズレータのお立ち台コメントから。

2005年、プレーオフ2ndステージ第4戦、ロッテに王手をかけられ後がなくなったホークスはズレータの同点ソロ、逆転2ランの2本のホームランで試合をものにし逆王手をかけた。打撃不振にあえぐホークスナインにあって、ほぼズレータ1人で試合を決めた形となった。

その時にお立ち台に上がったズレータのコメントが「パナマウンガーサムラーイ ゼッタイニー アリカメナーイ アキラメナーイ ミナサーン アシタワー ガンバリマース」というもの。

「諦めない」をローマ字にした「AKIRAMENAI」の「K」と「R」を逆にすると「ARIKAMENAI」となる。親しみやすい日本語スピーチで人気を博したズレータだが、ズレータがどのようにして日本語を習得していたかが分かる(ローマ字に変換して覚えていた)一幕でもある。

吉武真太郎
●苺みるく
00年代前半に人気を博した日本のAV女優。

2005年、写真週刊誌・フラッシュに『独占!人気AV女優衝撃告白 苺みるく自殺未遂!「私を弄んだソフトバンク吉武投手を許さない!」』という記事が掲載された。扉ページには手首に痛々しい傷を残した苺みるくの写真が掲載されるというショッキングなもの。

このことをうけ、球場では一部の心ないファンから吉武真太郎に対して「苺みるくぅ~」と野次が飛ぶ光景が見られた。

突然の告発で不倫疑惑が浮上した吉武だったが即座に報道内容を否定。その後うやむやとなり、本当に不倫関係にあったかどうかは定かではない。ちなみにこの報道の翌年、小久保のホークス復帰の際の人的補償として巨人への移籍が決定した。
鳥越裕介
●中華三振
鳥越が三振すること。

日刊スポーツウェブページの打撃成績欄に「鳥越 中華三振」と書かれたことが由来(誤植)。

以降、鳥越の一挙手一投足に「中華○○」が付けられ「中華犠打」「中華三塁打」といった応用語句が作られた。
●パルプンテ
ドラクエに出てくる呪文『パルプンテ』より。鳥越が出てくると試合に何かが起こることから「パルプンテ鳥越」などと呼ばれるようになった。

「何かが起こる」の中にはチームにとってプラス作用、マイナス作用の両方が含まれることに注意されたい。

福岡移転以降のホークスには”萌えキャラ”(たまに出塁するとスタンドが盛り上がる選手)と呼ばれる選手が歴代所属しており、柳田聖人らと並んでその元祖的存在。その系譜は現在の城所らにしっかりと受け継がれている。