福岡市の人口 京都市を抜き政令市6位に 増加の理由を勝手に考察

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福岡市の6月1日時点の推計人口が147万5328人となり京都市の147万3967人を抜き全国の政令市6位へと浮上した。

福岡市企画課は人口増の理由を「進学、就職を契機に九州各地から若い世代が福岡市に移り住み、子供を産んで人口を押し上げている」と分析している。

このように市は“自然増加”と見ており、たしかに福岡市は政令市の中で最も人口増加率が高く(2011年3月調べ)+0.22%となっている。また、福岡市のみならず周辺の筑紫・粕屋・宗像・糸島地区の活性化も目覚しく、これらを合わせると250万人規模の一大都市圏を形成している。

他媒体では『九州新幹線の開業』を理由に挙げたところもあるが、住んでる身としてはあまり実感が湧かないところ。むしろ博多地区への通勤圏が拡大したことで周辺都市の人口増加へと作用するイメージである。

そこで別の理由として先日の震災で関東・東北圏からのUターン者や一時移住が進んだ可能性はないだろうか?震災直後、福岡空港には羽田からのフライト客でごった返したという。また、どうでもいい情報だが女優の杉田かおるが震災を理由に福岡へと転居しオーガニック生活を満喫していることも報じられている。今回の人口増の背景として、この3ヶ月で福岡へと移住した人も少なからず含まれているのではないだろうか?

ここで県全体へと話を移すと、福岡県は古くから県内4地域(福岡・北九州・筑豊・筑後)で独自の生活圏・文化圏を形成しておりそれぞれの繋がりが希薄とも言われている。関東や関西などの他都市圏の例を鑑みると、政令市である福岡-北九州間に私鉄が走っていないのも不自然な話だ(建設を断念したという背景はあるものの)。県内4地域が相互作用することでまだまだ発展する可能性を秘めているのが福岡県ではないだろうか。