引退表明・金本知憲 「撤回しますか?」

今月12日、兵庫県西宮市内のホテルで記者会見を行い、引退を表明した阪神タイガース・金本知憲。16日には、自身最後となる巨人戦で、通算475本目のホームランを放った。

同夜、TBS「S1」では、金本と野球解説者・野村克也氏による対談の模様が放送された。「なんで辞めんの?」という野村氏に、「野村さん、去年“自分から辞めろ”って言われたんで」と金本が返すと、「それは誤解だよ。引退する時は自分で決めなさいとは言った。なんでかって言ったら、球団は大選手で言い辛いんだから」と弁解した野村氏。

後悔の有無を訊かれれば、「多少未練はあります」と話した金本は、野村氏から「辞め方は色々あるけど、ボロボロになるまでやる、(もしくは)惜しまれて辞める。ボロボロまでやってよ」と言われると、「撤回しますか?」と笑顔を見せた。

すると、「俺、(引退撤回の会見に)立ち合おうか?緊急会見がありますって」とおどけた野村氏だが、金本は引退を決断したきっかけについて、「潮時かなって。身体がしんどかったですね。外野守ってたんで。肩もケガして。ぶつかっちゃったんです。後輩と。腱から筋肉まで“バチン”と全部切れちゃった」と改めて説明した。

また、野村氏から「将来、監督どうなの?」と訊かれた金本は、「監督業には興味あります」としながら、「プロ野球ではなしに、大学とかやってみたい」と意気込んだが、野村氏は「ダメ。今冷静に見て、プロ野球自体が後継者、人材不足。今、ナンバーワン、この人に監督やらせたい」と猛プッシュ。金本は「外野手ですよ」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

提供:ライブドアニュース