『屋台一代限り』撤廃へ 市長に提言書を提出

屋台と福岡市民と行政の共生のあり方を研究する『屋台との共生のあり方研究会』(会長・鳥越俊太郎氏)は3日、原則一代限りとなっている屋台の営業許可の撤廃や、公募による新規参入の制度などを盛り込んだ提言書を福岡市・高島市長に提出した。

また、営業ルールを徹底させるための新たな条例の制定や、違反者に対しての罰則、屋台を監視する第3者機関の設置なども提言書に盛り込んでいる。

<以下所感>
昨年、総務省の官僚を呼び寄せ『屋台課長』を任命するなど、現・福岡市政は屋台存続に前向きであり、およそこの提言書の内容は実現されるものと思います。

ただ、ひとつ違和感を覚えるのが果たして地元の人間がどれだけ屋台を利用しているかということ。「福岡市民との共生」よりも『観光資源としての屋台』としての面のみフィーチュアされている感が否めません。「観光資源として存続させようぜ!」という話なら特に異論は無いのですが、なんせ「屋台と福岡市民と行政の共生のあり方を研究」してるらしいので。



ちなみに私はここ10年で屋台を利用したのは2回です。生涯でも4回くらいですか。これには「地元の人間は地元の観光地に行かない」という良くある論理と、「屋台=高い、不味い。ゆえに店舗に行く」というバリュー感からです。


私の周りにも「屋台入ったことない」という人間は少なくありません。内から見た福岡と外から見た福岡の乖離。非常に興味があるので一度、『福岡市民の屋台利用率調査』を行ってもらいたく思います。普段飲みで屋台使う派は少数だと思いますが・・・。