地下鉄七隈線『天神南~博多』間延伸へ向けて一歩前進  会合が行われる

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地下鉄1号線(空港線)とビミョーに繋がっていないことから市民の利便性の面において何かと物議を醸した地下鉄七隈線。七隈線利用者が博多駅に行く際は、天神南駅で下車、500mほど歩いて天神駅から空港線に乗り換えるか、あるいは博多駅行きの100円バスに乗り換えなくてはいけないという利用者にとっては非常に面倒くさい構造となっています。

『天神』と『天神南』を繋がなかった理由については「某地場企業の圧力説」が有力視されていますがこれもあくまで噂の域を出ず、いまだ釈然としない七隈線。2005年の開業早々、いくつかの延伸計画案が発表されましたが、福岡市は天神南からキャナルシティを経由して博多駅へとつなぐ通称『キャナルルート』(上図の青いルート)の実現を目指し本格的に動き出しました。7月11日(月)、福岡市や地元財界、沿線大学や地元住民らで組成される『福岡市地下鉄七隈線延伸促進期成会』の設立総会が開かれました。期成会は8月と11月に関係機関への陳情を予定しており、延伸計画の来年度の国の補助事業採択を目指す模様。ちなみに順調に補助金が付いたとして開業は2020年頃の予定とのこと。

この『キャナルルート』が実現すれば利便性が高まることは間違いないのですが、そもそも最初から『天神南~天神』間を接続しておけば問題が無かったのではなどと考えてしまいますが……。建設費も抑えられますしね。七隈線の延伸について皆さんはどのようにお考えでしょうか?